忍の者、団子を売る
夕食終わったら義姉の家に遊び行くとかで、帰りしな甘いものを買って来てくれと頼まれて。
無難に某店のシュークリームは?と思いきや。
100円→150円に値上げしやがったとのローカルニュースが入りまして。『調子乗っとんな、あの店…』と勝手に恨み節。
5割増て。恐慌かよと。世界史の授業思い出しました。上げ幅のプロセスがありますよね。
夢で神のお告げを聞いたとしか思えない(思えない事は無い)5割増額。
本当、100円のコスパとしては凄まじい商品やったんですよ。注文してからクリームを入れる徹底ぶり。皮パリパリね。何故これが100円なんだと言わしめるが為の看板商品。
これが150円となると、ねえ…。100円の凄みが一旦リセットされてしまう。下手したら『150円にしては美味しい』が評価として上の方?
『150円とは思えない!』はなかなか出にくいんじゃないか。コンビニスイーツの力も大概凄いですからね…。
邪推でしか無いけど、あのシュークリームみたいな破格のサービス商品は売れれば売れるほどヤバいですよね…。
激安で儲け出にくい商品の供給をキープするには、人も金も相当な投資が要るんやないかと。
その辺の分岐点の限界に来たのか。
もう少し粘って欲しかったのが客の勝手な思いですが、何かしら見えない事情が色々あるんでしょうね。
社員のススメで今日は、超どローカルな和菓子屋にしました。店先の団子の前で足止めて、2秒経つか経たないかの間合いで、のれんの奥から爺大将が前のめりに出てくるという狭小店舗の対面商売では命取りのフラゲ接客。
しれっと隠れて見てやがったな!お前は忍びの者かと。
団子、美味かったぜ親父。無断で50%値上げしやがったら、のれんシースルーにして待ち伏せ出来ないようにしてやるからな(八つ当たり)