夜の本気テスト
会社の前の登り坂をズラズラ高校生が上がって行く光景。センター試験なんですね。
試験…一番緊張したのは高校受験ですかね。
島の子は受験でやらかした場合、島を出て私立に行くか、定時制に行くか…。
実家は決して金持ちじゃないですからね。
島外の私立に行かせる金なんざ無い、というのは火を見るよりも明らか。
滑ったらヤバすぎる、とそれなりの覚悟や緊張を背負い、何とかかんとか受かったからいいものの…。
不思議と資格の准看試験、正看試験は緊張せず。と言いつつ、正看は一浪(笑)
予備校に行くのも何か面倒くさくて。
准看仕事の合間に勉強する事に。
自力のリベンジ試験に臨むわけですが…。
僕は本当にあかんたれですからね。ちょこちょこ勉強しながら、ダメな血が騒ぐんですよ。
『面倒臭いだろ?何か教科捨てちゃえ!』と。
違う違う!そんな声に惑わされないぞ!
決意しました。
『苦手な産婦人科と小児は捨てよう』
捨てるんかい(笑)
今思えば、何考えてんだって話ですが。
国家試験で意味不明な博打に出るという。
で、忘れもしないリベンジ試験当日。
お天道様はちゃんと見てますよ。
例年より母性&小児の出題数がボリューム増量。
華々しい。華々しいギャンブル失敗。
これは落ちたな、と。
いっそ、試験の昼休みに厚生労働省に電話して『夜の母性ならそこそこ得意なんですよ』と教えてやろうと思いましたが、自重。
自己採点で当落線上の中、滑り込みました。
親戚筋に、オール5の中学生が居るんですが、
彼はやっぱり『勉強好き』や言うてましたよね。モノが違いすぎる。
夜の母性に目をくれることも、苦手教科を捨て去る事も…真似しちゃダメだぞ!笑