耳で恋をする

仕事の移動中、ラジオをよく聞きます。DJ、CM、自分の好みの声を聞くと少々ときめく。ただ声の印象と、ご尊顔…人が持つイメージはいつも勝手ですから、なかなか上手く結びません。あるラジオCMのナレーションの声が最近好きで。落ち着く声、話し方。優しいなあ、どんな顔してるのかなあと。

今日、ふとラジオつけたら、間違いなくその声の主が新番組の司会しとる!マジかと。写真を見るべきか、否か…。それなりに思い描くイメージがあるじゃないですか。まあ我慢できるはずもなく…結果。

何だろう。何というか…オーガニックな食材が云々の洒落たワンプレートランチを想像していたところ…カレーうどんでした。どっちも美味しい。が、少しばかり切り替える時間が欲しい。環境設定が…(笑)

黒い腰エプロン付けた華奢なお姉さんが、小さい手書きのメニュー片手に『ご注文お決まりになりましたら…』と優しく去っていくはずが、首からタオル掛けて短い鉛筆とメモ帳片手におばはんがノシノシきて、『なんに致しましょう!』とでかい声で言われ、注文するまで待たれ…。会話の邪魔しない程度に流れるボサノヴァのはずが、信じられないボリュームで競馬中継とか都市対抗駅伝を垂れ流される。

自分の周りで声が印象的なのは中学の同級。その名も『ボス』と呼ばれる男の子が居て。もう、べらぼうに声が低いんですよ。ピアノの鍵盤なら左端の地域にお住まい。

自分がレジ係で、あの声で『ポンデリング4つ下さい』とか注文されようもんなら絶対吹く。駅の狭い店とか除けば殆どのミスドはセルフですが、シャイなボスがそこまで言うなら、ポンデリングを全種類確保する。

有名人では、『tomorrow』が当たったあの歌手が忘れられない。デビューしばらくは顔出しNGやったんですよね。実は美女らしいとかイメージ先行の中、さあいよいよ顔出しするぞと。謎の美女来い!…………『yesterday』やないか!

 

とあの頃、うわごとのように毎日ボスが言ってましたね(夢の国)