切れない魔法
仕事上、障害ある人の生活を覗き込む、覗き込まないといけないんですが。
知らない間にカードのリボ払いをドーンと組んでしまった人がいまして。
1人暮らししたいとか言うけど、そんなん…。
どうしようか…という深刻さはさて置き。
請求書を見てると、つくづく金融に関する商品というのは本当に、横文字で流すか、難しい漢字で有耶無耶にするか…。
『リボ』って響きが既にちょっと可愛いですからね。リボンみたいな。
名前書いてくれたら、組まない方がいい人も組まずに済むかもしれない。
『キャッシング』も『無審査お手軽借金』と書いてくれたら…。
いつだったかNHKで、高校生向けにクレジットカードの講座を放送してて、あれはいいなと。
無闇に『危ないよ』と蓋をせずに、メリットもしっかり説明してくれてました。
僕もクレジットカード最初に作ったのは…職場の振込口座が三井住友縛りで、クレジット機能付のカードにしたのがきっかけやったかな?
希望者だけの任意でいいから、高校でも授業して欲しい。クレジットカードとか、休みの日にインターホン越し、人の良さそうな奥さんに『今、幸せですか?』と聞かれた時の対処とか。
数年ぶりの友人に突如『ファミレスで会いたい』と切り出される意味深イベントとか。
若者も色々情報発達した現代だから、要らん事はよう知ってるだろうし、それでも知らない事は知らないはずで。
という山田もかつてはマラソンランナーでしたね。だいぶ、だいぶやりました。
職場の先輩方に『山田は魔法のカードを持っている』と称された。
何も知らない若者に、仕事で担当する利用者に言いたい。
そんな魔法は無いし、ファミレスに気をつけろと