焼豚ラーメン
ふと入ったコンビニで。
見た瞬間結構驚いたアレは一体なんなのか、レギュラー商品?店主の趣味?イベントの一環?
サンポーの焼豚ラーメン。
もはや元カノを見た気分(嘘)
九州限定?少なくとも九州北部地方では、関西の比じゃないぐらい消費されてる…はず。
田舎暮らしの10代、何個食べたんだろう。
色んな情景が鮮烈に蘇るんですよ。
パッと思い浮かぶのは友人の竹本君でして。
彼は長崎本土からわざわざ五島に進学をして来てて、下宿暮らしやったんですね。
下宿言うても、そら普通に人の家ですから。
そんな所に毎日毎日僕みたいな馬鹿が入り浸って、素直に有難い事でした。
当初彼は学生寮に居たんですが、途中下宿屋に移って。その下宿の隠しきれない持ち味の一つと言うのが、おばちゃんの手弁当が完全にセンス無いんですね。
これはもう、思い出の世界ではむしろ褒め言葉ですよ。『下宿屋の不味い弁当』。
キーワードが既に青春。懐かしくて眩しい。
キラキラしている。
現実の世界ではただの誹謗中傷でしか無いのはさて置いて。
優しい竹本君。思うところが多くても、弁当を残すのはおばちゃんに悪いと感じてて。
彼が辿り着いた一つの答え。
弁当のおかずをカップラーメンのお供にして、最後に白米を全部スープにブチ込むって言う健康もリスペクトもへったくれもない下品(つまり最高)なメニュー。
冷静に考えてみたら、弁当を華やかに昇華させてるよりはむしろ、地の底に追いやってるに近い。普通は弁当のお供がカップ麺の所、逆転してますからね(笑)
それでも弁当残したり捨てるよりは…ね。
そのカップラーメンというのが、やたら焼豚ラーメンが多かった気がする。
ほんの一瞬パッケージ見ただけで、そんな事がバーっと思い出されまして。そりゃもう、お陰様で今日の昼ごはんは焼豚ラーメンでした。
冷や飯があれば100点満点だったけど、それはまたいつか…。何なら夢の中の下宿屋ででも