恋と受験について
知り合いの娘さんが高校の推薦試験だったそうで。親御さんも随分と気を揉んでました。
高校受験って本当…酷ですよね(苦笑)
人生に試練は常にありますけど、15歳が背負うには重いような、仕方ないような…。
山田の田舎は離島。
島内に高校は公立のみ当時で4校。公立のみ…つまり入試でやらかした時点、それなりの事態になるわけですよ。
長崎の本土まで100km。私立の通学は無理。
私立なら島を出るしかない。
いい加減でグータラな山田も、高校入試だけは本気で頑張りました。今でも覚えてる出来事。
入試直前、最後のバレンタインにですね。ある女の子から、しっかりしたやつを頂きまして。
本命とは言うてない。しっかりしたやつ。
冷静なフリしてましたけどね。黒板消しをちぎって食べようかな、ねぶり回しながら帰ろうかなと思うぐらい舞い上がりましたね(笑)
プレゼント貰った直後そのままの流れで体力測定してくれたら、殆どの課目で自己ベスト出せたはずですよ。
おとなしめの女の子でしたけど、何故かよく席替えで近くになって。話す機会も多くて。
2月13日までLoveでは無くLikeやったんですけどね。
アホの15歳ですからもう大変ですよ。
しかし、島の高校生は大勝負が控えてる。
受かれば島内、ダメなら島外の私立or島内の定時制。恋を進めたいけど、流石に受験。
今思えば、我ながら何であんなにシャイシャイボーイだったのか知りたいんですけどね。
ホワイトデーにしっかりしたやつを返したのに何も言えず(とても告白出来なかった)、お互い受験頑張ろうとも言えず。
その子との事は受験が終われば、終わりさえすれば進展できる…と勝手に思ってて。
ただやたらと、その子の受験状況というか、それは気になって。その子と同じ塾のやつから情報収集したりね(笑)ハッキリ覚えてますわ。
『勉強?正直あんまりよ。でもまあ…受かるやろう。あの志望校やし』と。
内心かなりショックな情報でしたね(笑)
自分の事で精一杯のはずなんですけど、頼むから相手も自分も受かって欲しいと。
結果…
その子は島を離れる事に…。
(その後、島を発つまでの間も彼女に会えず、何も言えずのシャイシャイボーイ発動)
さよなら青春…。
高校受験受かったのにね。かなり大きなショックを引きずったまま高校入学しました。
甘酸っぱい。怪文書の8京倍は甘酸っぱい…。
戻れるなら…受験前に『応援してるから頑張ろう』の一言ぐらい、お守りの一つぐらい渡したいなあ