ゆうげ

だんだん涼しく過ごしやすくなって、窓を開けて過ごす場面が増えました。夕方の街を歩いていると、他人の夕食の香りが漂ってきて、何とも言えない瞬間があるんですよ。

 

この腹が減る夕方に、シチューの香り放つ家はどこだと(笑)

ものっすごい口の中がシチューになるわけです。

いやいや匂いに引っ張られてはいけない、だって今日の我が家の夕食は煮物なんだから…。

カレーほどの殺傷力は無いですが、シチューのジワジワ攻めてくる玄人好みな戦法がイジらしい。

優先度はどっちがどうも無いんですけど、もし仮にシチューの口で煮物を迎えたら、気まずい合コンみたいな雰囲気になりますからね。

 

そこはクルーズ船の寄港地ばりに、口の中という地元を挙げて、煮物の召喚に向けて熱烈歓迎ムードにしないといけない。

 

ちなみに、匂いのお裾分け最強のキラーアイテムはゴマ油前のマンション向かいの家は、よくゴマ油の匂い放ってましたね。

いい匂いさせとんなあ、何を作ってるんやろなと、よく気になってました。中華料理かなあ?

いつも濃い匂いを放っていた記憶。

ゴマ単体にしたら、ごくごく小さな存在のはずが、ゴマ油とゴマドレだけは、全盛期の貴乃花みたいな安定感がありますからね。これは大横綱だと。

 

あとマンションは、ベランダ伝いに匂いが来る。

23時ごろに焼き魚の匂いがした時は、何時に帰宅して何時に魚焼いてんだと、不思議な気分になりました。主人の帰りを待つ奥さんがイソイソと焼いてる姿を考えると、何とも温かい気持ちになる。

 

どこぞのオッサンがアテにする為に半笑いで魚焼いてる可能性も残しながら…